平内町と青森大学、青い森鉄道による若者ネットワークづくり事業は今年、2年目の取り組みがスタートしました。平成27年1月23日に初めて開催した「ひらない魅力発掘晩餐会 ~銘酒とスイーツの夕べ~」で生まれた熱気とつながりをベースに、事業名にうった「ネットワークづくり」をさらに強め、深めていく方針です。
青森大学×平内町連携プロジェクトの“語り場”が《平内町白鳥まつり》とコラボします!
“未来(あした)への地図づくり”をテーマに「白鳥と浅所」その魅力に迫りたいと思っています!
同開催のワークショップでの意見も参考に、魅力ある平内町の景色を堪能しませんか?
〇日時:2016月1月24日(日)10:40~12:10
〇場所:旧浅所小学校 2F多目的ホール
白鳥まつりは1月23日~24日の二日間開催されます!語り場は24日ですが、23日からブース出展などさまざまな催し物がありますので是非足を運んでみてはいかがでしょう?
連携プロジェクトの歩みや平内町の景色、青森大学の学生が制作した作品など、さまざまな観点から見た平内町の魅力について展示する予定です!沢山の参加をお待ちしております。
○青森大学×平内町連携プロジェクトブースの様子
○シンポジウムにおけるワークショップの様子
ワークショップ「私が描くハクチョウのまちづくり10年後の姿を考えよう!」において、「ひらないの語り場」グループが「未来への地図づくり」を行いました。参加者は地元の若者から年配の人までさまざまで、「平内に対して、漠然とした不安があったが、ワークショップ等で話し合うことで平内も頑張れば可能性があるのではと思った。またこういった機会があればうれしい」、「地図に書くことで町の隠れた名店が実はたくさんあることが分かった。年間を通してイベントを考えていくことが必要」といった意見が出ていました。
「平内プロジェクト」の次回イベントとして、浅所海岸で「ひらないのお月見」を開催します。日時は中秋の名月・9月27日(日)の午後5時から午後7時です。日没を見届け、昇る月を眺めながら、地元の「お勧めの絶景ポイント」「月と平内町」を語り合ったり、俳句や短歌を作ったりしてみませんか?星空教室も開きます。
★「月」「お月見」に関する思い出の品やエピソード、双眼鏡などをお持ち寄り下さい!
★第3回「ひらないの語り場」も併催し、「語り場」で提案があった「わがまちマップ」を実際に作成します。
★「お月見」の受付・集合場所と「語り場」会場、駐車場は旧浅所小学校(平内町福館雷電林1-50)です。「お月見」は浅所海岸・松島渡橋付近で行いますので、直接おいでくださっても構いません(開催時間帯にかかわらず、催しには自由にご参加・ご退出下さい)。
★「わがまちマップ」作成のため、絶景スポットや思い出の場所の画像・プリント写真、ストーリーをお持ち寄り下さるか、事前にFacebookページ「青森のおへそから」、「ひらないのお月見」イベントページにご投稿を。
ひらないのお月見のフェイスブックページへのリンク
★曇天・強風・雨天の場合は、旧浅所小体育館で「わがまちマップ」作成を午後5時から行います。
〇日時:9月27日(日)午後5時~午後7時
〇場所:浅所海岸・松島渡橋付近(受付・集合・駐車場は旧浅所小学校)
〇内容:
①日没・月の出の観察と撮影
②「月」「平内町の景観」をめぐる語らい
③月にちなんだ短歌・俳句・川柳づくり
④星空の解説
⑤第3回ひらないの語り場
「わがまちマップ」作成(会場・旧浅所小)
(天候に応じて内容を変更することがあります)
○アクセス
「浅所海岸をお月見の名所に」を合言葉に開かれたお月見には、町内や青森市、東北町、弘前市、さらに岩手県などから40人ほどが参加し、台湾やモンゴルから青森大学に留学中の学生たちも駆けつけました。午後5時半すぎ、あかね色の雲間から丸い月が顔を出すと、「ほぉー」という歓声が上がり、刻々と暗さを増す夜空を昇っていくまばゆい月の姿に、参加者らはカメラやスマートフォンを構えながら見入っていました。
会場横の松島渡橋はミニ・ランタンでライトアップされて幻想的なムードに。お月見の様子はスタッフや参加者がネットで県内外に広く伝え、タイムラプス(静止画から作成した動画)をツイッターからアップする人も。ライトを使って「夜空に文字を書く」レクリエーションも行われ、会場は和やかな空気に包まれました。
町の現状と課題、可能性について自由に意見交換する企画「ひらないの語り場」が始まり、7月17日に第1回を、8月11日に第2回を町役場で開催しました。町内だけでなく、近隣の青森市や弘前市をはじめとする津軽地方、さらには県外からも参加者があり、幅広い年代の方々が「平内の未来」「今、できること」について熱く議論を交わしました。
第2回の「語り場」は、1月の「銘酒とスイーツの夕べ」にブースを出展した、東京都の企画会社「ルミナージュ」の代表・小原葉月さんが町の活性化策について提案し、それを元に意見交換を繰り広げました。「居場所」「立ち寄り所」といった言葉が軸になりました。「平内町は津軽と南部を結ぶルート上にあり、交通量が多いのに、立ち寄れる場所がない。知り合いに聞かれて、コンビニエンスストアを勧めたことがある」「食べてくつろげる場所がほしい」などの声が上がりました。また「地元の景観を見直そう」「観光地だけではなくオススメのお店など『わがまちマップ』を作りたい」という意見も出ました。終了後も「小さなことでもいいから、出た意見を着実に実行することが肝心」という趣旨の投稿がネットに相次ぎました。
◇小原葉月さんの提案(抜粋)
▼ホタテに合うお酒や山菜の開拓
▼ムール貝に似た「しうり」の製品化
▼地名入りの地酒・地ビールの開発
▼ベビーホタテの活用
▼若い女性をターゲットにした戦略の必要性
▼青い森鉄道「小湊の旅」パッケージツアーの開発
▼<美・食・癒・動・学>をキーワードにしたプランの検討
▼セロリやササゲ、タラの芽などの「町おこし山菜」化
▼ソーシャルメディアによる「ホタテ成長日記」・ブログ作成
初の「語り場」は特にテーマを設定せず、フリートーク形式で語り合いました。「イベントも施設も、新しいものをつくるよりも今あるものを生かしていければ」「海が近いなど、地元で『当たり前』になっていることをあらためて掘り起こしたい」「町の情報発信者を増やし発信力を高めていく」」といった意見が出ました。特に、ホタテをめぐって議論が白熱。「ホタテ収穫の体験記を書き、さらに宿泊してもらって-というプランはどうか」「漁協同士のホタテの食べ比べをイベント化し、味の違いを感じてもらう」といったアイデアが出る一方で、「むしろ、ホタテに頼らない『脱・ホタテ』の視点も重要」と新たな視点を投じる声も上がりました。このほか、「町民が集い、憩える場所がない。『役場カフェ』がほしい」という意見が注目を集めました。