「ひらないカレッジ」

「ひらないカレッジ」の目的は、自主的な社会参加と、学習意欲を促進し、受講生の交流を図り充実した生活と心の豊かさを創る!です。

~すこやかコース~

 7月6日(水)、受講生42名。ウオーキングと森林浴として「蔦野鳥の森」(蔦温泉)に出発しました。当日は晴れ。高地で活動するには絶好の天候でした。2.9kmの森ウォーキングを堪能し、癒しの時となりました。受講生のみなさんは元気はつらつで登り道も下り道も足下軽やかでした。午後には、田代平湿原に向かい、湿原内に生育する植物群落を見て散策しました。池の縁には食虫植物のモウセンゴケが多く、その群生が縁を赤く染めていました。また、まだ多少の開花でしたが、すいれん科のヒツジグサの白とピンクがきれいでした。
 受講生から、「普段10000歩、歩こうと思っているが一人だとなかなか歩けないもの。今回のようにみんなと一緒だと自然と楽しく歩くことができるのでよかった。」という感想がありました。

  

   10月19日(水)と24日(月)、参加者60名による今年度2回目となる「ウォーキングと森林浴」が「十三湊」(五所川原市市浦地区)において行われました。19日は前日の悪天候とうって変わって、風も穏やかな晴天となり、24日も晴天とまではなりませんでしたが、穏やかな天候で、両日ともにさわやかにウォーキングを楽しむことができました。何よりもさわやかになれたのは、唐川城跡手前にある展望台からの岩木山を望む絶景でした。参加者からは「ウォー」という声が聞こえ、まさに「ウォー」の最上級「ウォー・キング(王様)」となりました。その後、長さが日本一である屋根付き木造橋「東日流館橋」のある大沼公園という場所まで歩き、公園外周を散策しました。午後には、十三湖にある中の島から十三の砂山公園までまたウォーキングし、雄大な日本海を望み、無事この日の行程を終えました。
今年度のすこやかコース「ウォーキングと森林浴」はこれにて終了となります。また来年度となりますが、健康増進を考えている方、楽しいひとときを送りたいと考えている方、たくさんのご参加をお待ちしております。
   

~いきいきコース~

 平内町の偉人に学ぶ「畑井 新喜司 氏」

 7月28日(木)に、平内町の名誉町民である畑井新喜司氏についての講義が鬼柳惠照氏により、平内町山村開発センターで行われました。鬼柳氏は、畑井博士の生い立ち、経歴をわかりやすくかつ時折受講生を楽しませながら、説明してくださいました。なかでも「それは君、大変おもしろい、君ひとつやってみたまえ。」浅虫の東北大学臨海実験所の敷地内にある碑にも刻まれた畑井博士の口ぐせに幾多の研究者が励まされたという内容やホタテの養殖技術を研究するきっかけをつくったのが博士だということなど、とても偉大な方であったというお話はもっと広めなければならないと痛感しました。
 畑井博士に関しては、「畑井新喜司の生涯」という書籍が、平内町の町制40周年記念事業として平内町出身である蝦名賢造氏により1995年に発行されています。町の図書館にありますので、ぜひ借りて読んでみてはどうでしょうか。町内外に氏の功績を広めていきましょう。

  

 

 災害時の対応

 8月24日(水)に、山村開発センターにおいて、日本赤十字社青森県支部の方々の指導のもと、また平内町赤十字奉仕団の方々のご協力のもと、災害時の様々な対応について、受講生37人が学びました。テーマは「いざというときあなたができること。」災害時の炊き出しとして、ハイゼックス(強化ポリエチレン)の非常用炊飯袋を用いたご飯の作り方を学び、試食しました。また、日本赤十字社青森県支部の方々に先の東日本大震災における被災地支援活動のようすを紹介していただき、午後には、災害時の高齢者支援講習会を行いました。大震災が発生してから時は経っておりますが、今も苦労なさっておられる方々がたくさんいます。これからもいつまた大きな災害が発生するかわからない状況ですので、自分たちでできる対応をより一層考え、行動できるようにしなければならないと強く感じた時間でした。

  

 

 地名は住民共有の文化

 町内にある地名の由来を考えてみたことがあるでしょうか?9月7日(水)、山村開発センターにおいて、平内郷土研究会の泉孝昭氏により、「平内町の歴史を学ぶ」と題し、地名の由来について講義がありました。参加受講生は28名。毎年この講義を開催し、今年が3回目となりました。今回は、「東滝・浅所・福館・福島・盛田・小豆沢・山口・増田・藤沢」地区の地名についての勉強となりました。江戸時代には、平内の方々にアイヌ民族が我々の大先祖と共存共生をしていたので、アイヌ語名と思われる地名が多いそうです。例えば……、
      浅所(あさどころ) →  アサム・トー・コロ(入り江の奥・沼・付いている)
              アイヌ語では
      間木(まぎ)    →  マーツ・キ・オ・イ(狭い浜・菅や芽・多い・所)

 主にその場所の自然環境をアイヌ語で表したときの読み方を縮め、それに漢字を充てたものになったようです。地名の由来の説明から町の歴史も知ることができ、ワクワクする内容でした。
 講師をしていただいた泉氏は、今回の講義についてこのように話していました。「地名は私たちにとって最も身近な歴史であり、文化遺産でもあります。生活に密着して誕生し、人々に共有できる指標としての役割をもって生まれたものです。縄文時代以来の地名の積み重ねの上に、私たちの生活が営まれています。多岐多様にわたる地名の語源を考えることで、先人の知恵の跡と様々なロマンを知ることができると思います。」

  

 

 健康一番

 9月22日(木)に、青森県ウォーキング協会の中嶋興志久氏をお招きして、実技学習がありました。場所は、山村開発センター。「健康管理を学ぶ」と題し、まずはウォーキングの効能を聞き、後半には正しいウォーキングの仕方を実技しました。
 誰もが健康で毎日を生活し、「どうせ長生きするなら健康でなければ」と思うものです。そこで、特別な場所も技術もお金も要らず、どこでもいつでもだれでもが気軽にできるスポーツがウォーキングです。一日一万歩(距離にして6~7km)歩けば、昨今の生活習慣や食生活からみて、一日の余剰カロリー300kcalを消化する歩数になると言われています。しかし、無理をせず、一日2km(3000~4000歩)以上を意識して歩くことを目標にしましょう!と話していました。後半の実技では、正しい歩き方を学びました。理想の歩幅は、「身長-100cm」だそうです。その他、ウォーキングに適した靴の履き方、歩く前後のストレッチの大切さなど話され、受講生はみな興味津々で聞き、ウォーキングを楽しみました。
 

 

 大間町の視察

 10月6日(木)に、「他町を知る」という学習内容のもと、本州最北端の町である「大間町」に視察に行ってきました。出発時は小雨が降り、心配された天候でしたが、大間町に着く頃には晴天となり、風もなく、視察するには絶好の陽気となりました。まずは、「マグロ一筋」のTシャツで有名になった「あおぞら組」の活動を聴講しました。「あおぞら組」とは、大間町のまちおこしを自分たちのアイディアで、自分たちの力でやれることをやっていこうという熱い気持ちをもった町民が2000年に発足したものです。活動として、フェリーのお客様に岸壁で旗振りをしたり、Tシャツや手ぬぐいなどの商品開発販売をしたり、地域のゴミ拾いの先導などのボランティア活動をしたりなど様々なまちおこし活動をしているそうです。受講生は誰もが説明してくれたあおぞら組の方々の町を愛する熱い心意気に圧倒されました。午後には、漁港へ行き、水揚げされたマグロを見たり、大間崎から見える北海道の絶景を堪能したりしました。
 他町を知ることで、我が平内町のこれからの発展を考える大きな視察となりました。
  

~いきがいコース~

 スコップ三味線に挑戦!

 12月8日、12日、19日の3日間、雪かき用スコップと栓抜きを用いて、音楽に合わせて津軽三味線のマネをして演奏する「スコップ三味線」講座が町立山村開発センターで行われました。講師は、スコップ三味線世界大会審査委員長である五所川原市市浦在住の小山内氏にお願いしました。3日間とも30名を越える受講生が参加し、みなさん講師の手ほどきを親身に受け、氷川きよしの「きよしのズンドコ節」と岸千恵子の「千恵っ子よされ」を演奏しました。講座2回目以降は、マイスコップを持参する受講生も見られ、技を極めようと自宅でも練習するなど熱が入っていました。講師の方も3回だけの講座でみなさんの演奏がそろうのはすごいこと、平内のみなさんは基本練習に忠実であり、一生懸命さはすばらしいと話していました。会場は、終始講師のユーモアのあるお話による笑い声で溢れ、楽しい講座となりました。
 聞いて楽しい、やって楽しい、誰もが簡単に演奏できるスコップ三味線、しかし、本当に弾いているように見せるには熟練の技が必要なスコップ三味線に受講生のみなさんは夢中でした。

 

※講座後も定期的に練習会を町立山村開発センターで開いておりました。そして、練習成果の発表が、24年1月28日に開催された「平内町伝統芸能発表会」においてありました。みなさん気合いの入った堂々とした発表でした。